本物の白翡翠と偽物の見分け方|ジェイドとニュージェイド、クォーツァイトの違い

お守り・厄除け
本物の白翡翠と偽物(ニュージェイド・クォーツァイト)のイメージ

本物の白翡翠と偽物の見分け方|ジェイド・ニュージェイド・クォーツァイトの違い

「ホワイトジェイド」という名前で流通していても、鉱物学的に“翡翠(ジェイド)”とは限りません。 この記事では、本物(ジェダイト/ネフライト)と、混同されやすいニュージェイド(サーペンティン)クォーツァイト(珪岩)などの違いを、購入時に役立つ形で整理します。 最終的な確定は鑑別が必要ですが、まずは「騙されにくくなる見方」を身につけましょう。

基本情報(このページで扱う「白翡翠」)

読み方しろひすい / ホワイトジェイド
「翡翠(ジェイド)」の定義硬玉(ジェダイト) または 軟玉(ネフライト) のみ
英語表記White Jade(通称) / Jadeite / Nephrite
白、乳白色、クリーム色(淡い緑みを帯びることも)
主な産地(傾向)(ジェダイト)ミャンマーなど / (ネフライト)中国・ロシアなど
硬度(目安)(ジェダイト)6.5〜7 / (ネフライト)6〜6.5
誕生石5月の誕生石(日本の誕生石リスト)

この記事でわかること(結論から)

白翡翠の鑑別ポイントイメージ
  • 「翡翠(ジェイド)」はジェダイト/ネフライトの2種類のみ
  • 「ホワイトジェイド」表記で多いのは、ニュージェイド(サーペンティン)クォーツァイト等の別鉱物
  • 家庭でできるのは“確定”ではなく、矛盾を見つけて回避するチェック
  • 確実性を上げる最短ルートは、鑑別書・信頼できる販売者・処理の開示

詳しい解説

そもそも「白翡翠(ホワイトジェイド)」は鉱物名ではありません

「ホワイトジェイド」は色味の通称として使われることが多く、“ジェイド(翡翠)”の確定情報になりません。 本来の「翡翠(ジェイド)」は、硬玉(ジェダイト)軟玉(ネフライト)の2つです。 ところが市場では、見た目が似ている別の石が「ホワイトジェイド」として販売されることがあります。

よくある「ホワイトジェイド」の正体(代表例)

  • ニュージェイド(サーペンティン):名称が紛らわしい代表。翡翠より柔らかく、比重も軽めになりやすい傾向。
  • クォーツァイト(珪岩):石英が主体。拡大すると“砂糖粒”のような粒立ち感が出やすいことがあります。
  • カルサイト(方解石):硬度が低く、傷つきやすい石。見た目は上品でも、日常使用で痛みやすい傾向。
  • ガラス等の模造:気泡や流れ模様など、人工物のサインが出ることがあります。

見分け方(家庭でできる“非破壊”チェックリスト)

ここでの目的は「確定」ではなく、怪しい個体を避けることです(確定は鑑別推奨)。

  1. 商品説明の表記
    「ホワイトジェイド」だけでなく、Jadeite / Nephrite(ジェダイト/ネフライト)の明記があるか確認します。
  2. 価格の違和感
    “翡翠”としては極端に安い大量流通は、別鉱物や処理石の可能性が上がります(もちろん例外はあります)。
  3. ルーペ(10倍)での質感
    ネフライトは繊維状の締まり感、ジェダイトは粒の緻密さとして語られることが多い一方、石英系は粒立ちが目立つことがあります。
  4. 色の入り方の不自然さ
    亀裂や粒界に沿って色が溜まる、ムラが強い、境界が鋭い場合は注意(染色や含浸の疑い)。
  5. 処理(A/B/C等)の開示
    “漂白+樹脂含浸(B翡翠)”のような処理は市場で知られており、長期安定性や価値が変わります。説明が曖昧な場合は避けるのが無難です。

確実に騙されない購入のコツ(最重要)

  • 鑑別書付き(機関名が明記されていること)を優先する
  • 「翡翠(ジェダイト/ネフライト)」かどうか、鉱物名ベースで確認する
  • 処理(漂白・含浸・染色など)がある場合は、処理内容を理解した上で価格と目的が合うか判断する

おすすめの使い方(本物の白翡翠を迎えたら)

白翡翠の置き場所イメージ
  • 瞑想時のサポートストーンとして手に握る
  • デスク周りに置き、判断力を整えるお守りに
  • 玄関に配置し、空間の気を整える意識づけに

相性の良い石

水晶(クリスタル)との組み合わせは、白翡翠の“整える”性質を後押しし、思考をクリアに保つサポートとして人気です。 また、ラピスラズリと合わせると、物事を見抜く視点を育てるお守りとして組まれることもあります。

浄化方法と注意点

月光浴◎ 相性が良くおすすめです
水洗い◎ 汚れが気になるときは流水でケア
セージの煙◎ 煙にくぐらせる浄化も有効です
日光浴◯ 長時間の直射日光は避けたほうが無難

※ただし、同じ「ホワイトジェイド」表記でも別鉱物の可能性があります。素材が確定できない場合は、 水や日光などは控えめにし、布拭き・月光浴など無難な方法を選ぶと安心です。

こんな人におすすめ

  • 購入で失敗しないために、まず知識をつけたい方
  • 「ホワイトジェイド」の表記に不安がある方
  • 鑑別・処理の違いを理解して納得して選びたい方
  • 精神的な平穏とクリアな思考を大切にしたい方

管理人のコメント

「安く手に入れた翡翠が、実は違う石だった」というご相談は少なくありません。 クォーツァイトやカルサイト、サーペンティンもそれぞれ魅力がありますが、“翡翠”を求めている場合はミスマッチが起きやすいのが現実です。 迷ったときは、鑑別書付きを選ぶか、鉱物名(ジェダイト/ネフライト)を明確に説明できる信頼できる専門店で相談するのがいちばん確実です。

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